Dockerとは
Dockerは、アプリケーションの開発、配送、および実行をより容易にするためのオープンソースのコンテナ化プラットフォームです。
Dockerコンテナはどの環境でも一貫して動作するため、開発環境と本番環境の差異を減らせます。
コンテナは迅速にスケールアップやスケールダウンができるため、動的なワークロードに対応しやすいです。
Dockerは、Linuxのコンテナ技術を使ったもので、よく仮想マシンと比較されますが、主な違いは以下の図になります:

コンテナはホストマシンのカーネルを利用し、プロセスやユーザなどを隔離することで、あたかも別のマシンが動いているかのように動かすことができます。そのため、軽量で高速に起動、停止などが可能です。
そしてDockerを使うメリットは以下となります:
- コード化されたファイルを共有することで、どこでも誰でも同じ環境が作れる。
- 作成した環境を配布しやすい。
- スクラップ&ビルドが容易にできる。
Dockerについての説明はこちらの記事から引用しました:https://knowledge.sakura.ad.jp/13265/
Dockerのインストール
“Docker desktop install”をキーワードで検索して、公式ページで自分のPCに合う形式でインストールしてください:
Windows:https://docs.docker.com/desktop/install/windows-install/
MacOS:https://docs.docker.com/desktop/install/mac-install/
DockerでNode-REDをインストール
公式の一番簡単なインストール方法:
ターミナルで以下のインストールコマンドを実行します:
docker run -it -p 1880:1880 -v node_red_data:/data --name mynodered nodered/node-red
‘http://127.0.0.1:1880/’をブラウザーに入力したら、Node-REDが使えるようになります。
Docker Desktopを使ったインストール方法:
1、Docker Desktopを起動:

2、上の検索欄に’nodered’というキーワードを入れてNode-REDのimageを見つけて、Pullする:

3、Pullが完了したら、左の’Images’の中に入って、Node-REDのimageを見つける:

4、Runボタンをクリックして、Optional Settingsを開いて、Host portに’1180’を入力してRunする(Container nameは好きな名前を付けてください):

5、下から4行目にクリックできるURLあるので、それにアクセスしたらNode-REDが使えるようになる:

Dockerでよく使うコマンド一覧
イメージの操作
- ダウンロード:
docker pull <イメージ名>
- 一覧表示:
docker images
- 削除:
docker rmi <イメージID/イメージ名:タグ>
コンテナの操作
- 作成 & 実行:
docker run [オプション] <イメージ名>
- 例:
docker run -it -p 1880:1880 --name mynodered nodered/node-red
- 例:
- 実行中一覧:
docker ps
- 全一覧:
docker ps -a
- 停止:
docker stop <コンテナID/コンテナ名>
- 開始:
docker start <コンテナID/コンテナ名>
- 接続:
docker exec -it <コンテナID/コンテナ名> /bin/bash
- 削除:
docker rm <コンテナID/コンテナ名>
ボリュームの操作
- 作成:
docker volume create <ボリューム名>
- 一覧表示:
docker volume ls
- 詳細情報:
docker volume inspect <ボリューム名>
- 削除:
docker volume rm <ボリューム名>
ネットワークの操作
- 一覧表示:
docker network ls
- 作成:
docker network create <ネットワーク名>
- 削除:
docker network rm <ネットワーク名>
その他
- システム情報:
docker info
- クリーンアップ:
docker system prune
まとめ
こちらにDockerについて詳しく説明しているので参考にしてみてください:https://knowledge.sakura.ad.jp/13265/