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Milesight と Comfort clickで座席管理システムを構築する(10日目)

はじめに

今回は「Milesight VS121-P」(座席占有状態取得センサー)と「Comfort Click bOS」ソフトウェアを用いて在籍管理システムを構築する。

  ↓ このブログは下記の記事を参考に作成・実装した。

座席占有状態取得センサー

参照:Milesight AI 座席占有状態取得センサー VS-121-P – スマートライト株式会社 (smartlight.co.jp)

Milesight VS121-Pは、最新のワークスペースの占有と利用状況を監視するために設計されたAI職場センサーであり、AIアルゴリズムに基づいて最大98%の認識率を達成する。インターネット伝送により、より多くのアプリケーションを提供し、DI、DO、RS485などの豊富なシリアルインターフェースに対応する。HTTP経由でのデータプッシュをサポートし、Milesight DeviceHubを通じてリモート管理が可能である。

Comfort Click bOS とは

引用元:https://www.comfortclick.com/BOS/Software

ComfortClick bOS(Building Operating System)は、スマートホームおよびビルディングオートメーションシステムの管理および統合を行うための包括的なソフトウェアプラットフォームである。bOSは、異なるプロトコルやデバイスを一つの統一されたプラットフォームで管理することを可能にし、柔軟かつ拡張性の高いオートメーションシステムを提供する。

座席占有状態取得センサー(VS-121-P)の設定

 ・VS121-Pに設定したIPアドレスにアクセス・ログインする

 ・「Region People Counting」タブを開き、上記の画像の通りに設定

 ・同じ「People Counting」タブで上記の画像の「+」を押す

 ・枠を引き延ばしで作成し、座席を指定する

座席の枠を作成することで、その枠の範囲内に人がいるか、いないかを判別することができる。

bOS Configurator の設定

 ①「MQTT」の設定

  ・「Devices」を右クリック、「Add」を押し、「MQTT」を選択

  ・「MQTT」をクリックし、以下のように設定する

   ・「General」
     Use Internal Broker → 「True
     Broker Enable → 「True

   ・「Internal Broker」
     「Broker IP Address」 と 「Broker Port」が自動で反映される

・ComfortClick自身をMQTTブローカーとして利用するため、「Use Internal Broker」と「Broker Enable」を「True」に設定する必要がある。

・これを設定した場合、自動で「IPアドレス」と「Port」が設定されるが、
外部のMQTTブローカーを利用する場合は、ここに「IPアドレス」と「Port」を入力する必要がある。

 ➁「MQTT Client」の設定

  ・「MQTT」を右クリック、「Add」を押し、「Client」を選択
   →「MQTT Client」の「Subscriptions」と「Publish」が追加される

  ・「Enabled」を「True」に設定
  ・「switch」という「Client ID」を作成

  ↓ MQTTに追加したswitchというクライアントが表示されている

 ➂「Subscriptions」の設定

  ・「subscriptions」を右クリック、「Add」を押し、「subscription」を選択
   →外部のデバイスからMQTTでメッセージを受信することが可能になる

  ・「Topic」を入力
  ・「Subscribe」を「True」に設定

 ➃「SEAT」の設定

  ・「Subscription」を右クリック、「Add」を押し、「Boolean(SEAT1)」を選択

  ・「SEAT1」をクリックし、「」を押し、「Setting Editor」で「current_counted[ 0 ]」と入力する。

  ・同じように「SEAT2」も作成し、「current_counted [ 1 ]」と入力する

Node-REDのフロー作成

全体像

 ・「mqtt in ノード」を編集
   ・サーバ:「mqtt://public:public@public.cloud.shiftr.io
   ・TOPIC:「mqtttest

 ・「mqtt out ノード」を編集
   ・サーバ:「comfort click」の「Broker IP Address
   ・TOPIC:「switch1

   ・Injectノードの左のボタンを押し、フローを実行することで、以下のような実行結果が得られる

Panel の設定

全体像

  ・「Theme」を右クリック、「Add」を押し、「Panel」を選択(SeatOccupancyという名前で作成)

  ・はじめに「General」→「Positioning」で「Free」を選択

  ・パネル上に作成した「SEAT」をドラッグ&ドロップ

  ・上の画像を参考にObjectを編集

在席していない場合 → 「

在席している場合  → 「 で表示される

  ↓ スマホアプリ「Comfort Client」等で在席状況が確認可能