本日はDALI初心者キッドを使用し蛍光灯の制御を行いました。
蛍光灯を操作するための準備


- DALI初心者キッドで作成した機器
- 蛍光灯の配線
- DALI Master Configuratorソフト
WAGOコネクタに蛍光灯の配線を繋げます。

PCとDALIインテグレーターを接続し、DALI BUS電源に取り付けている電源ケーブルをコンセントに差し込み電気を流します。

蛍光灯の操作について
1.アドレッシングを行う
アドレッシングの方法については前回の記事に記載してあるので併せてご覧ください。
アドレッシングを行う際に「Options」にある「Addressing without visible response」のチェックを外すと蛍光灯に番号が割り当てられた際に点滅するため、視覚的に位置を把握することができます。


アドレッシングを行うと(A0) ~ (A7)の8つのLEDが確認できます。

2.グループ設定を行う
画像のような分け方でグループ設定を行っていきます。LEDの割り当てについては「masterCONFIGURATOR」内のクイックテストを行うことで判別することができます。


3.シーンの設定を行う
Commissioning内にある「5. Set scenes」を押します。

表示された画面から同一シーンでのグループごとの値の変更を一括して行うことができます。
※シーンごとで変更を行うたびに「OK」ボタンを押さずに違うシーンに移動してしまうと変更が保存されないまま移動してしまうので注意が必要です。


シーンの設定で下記の値で設定を行いました。
Scean 0 | Scean 1 | Scean 2 | Scean 3 | |
Group 0 | 100% | 50% | 100% | 20% |
Group 1 | 100% | 0% | 50% | 10% |
Group 2 | 100% | 50% | 0% | 30% |
4.masterCONFIGURATORでの操作について
DALI USBの「Recall scenes」に記載されている番号を押すと該当する番号に設定した値をもとにシーンを出力することができます。

5.DALIスイッチでの操作について
DALIスイッチにあるSCENE1~4のボタンを押すことでシーン設定で保存した0~3の設定値を出力することができます。

補足事項
今回は室内の蛍光灯の操作を行っていたため、LEDテープライトに電気を流している24V DCアダプターをコンセントに繋げる必要はありません。
また、蛍光灯の操作を行うため、ボタン一つで室内のすべての蛍光灯が点灯・消灯してしまうため室内の人に迷惑が掛からないように注意しながら行いましょう。